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社会保険労務士法人 礎

  社会保険労務士法人礎のブログ

Beatrice And Benedict Overture

秋田県 仙北市

お昼に事務所の近くのお店に入った。
中はがらんとしていて、2人のお客さんがいるだけ。
注文を済ませて待っていると、2人組の女性客が入ってきた。
ほどなくすると、サラリーマンが一人入店した。
あれ?後から来た2人組の女性客に料理が運ばれている・・・しかも、私と同じメニューだ。
んん?サラリーマンにも料理が運ばれてきた。
これは、忘れられている。
忘れられるというのは、一番寂しい・・・・そう思いながらも、自分で言うのも面倒臭い。
「お客様、ご注文は済んでますか?」
「はい、先ほど・・・・」
「えーっと・・・」
「ああ、Aランチを頼みました。」
「あっ、わかりました。」
やっぱり忘れれられていたのだ・・・店員のダメ押しの問いかけに、自分の影の薄さを実感する。
昔なら、間違いなく怒っていたのに、今は落ち込む・・・。
やっぱり自分は影が薄いんだ・・・もしかしたら透明人間かも。
今日は、妙に悲観的だ。
しかし、こんなに客が少ないのに忘れちゃいけない・・・今後、この店は大丈夫なのか。
せっかく来てくれたお客様を捕まえないといけないのだと思うのだが・・・。
いや、それほど自分に存在感がなかったのか・・・・やっぱり、悲観的な結論。
「もう、2度と来るもんか!」とは思わず、次は忘れられないよう真っ赤なシャツでも着て来ようか。
切ない決意を胸に秘めて店を出てきた。