北海道 網走
先日立ち寄った古本屋。最近は本屋さんがめっきりと少なくなった。好きなのは、本の印刷の匂い。あの匂いに囲まれて、びっしりと並べられた本を見るのが大好きなのに、なんだか少し残念だ。
古本屋をぐるぐると回りながら、グリム童話の小さな本を見つけた。その本は英語で書かれているのだが、反対側のページには日本語の訳が書かれている。210円でその本を購入した。文庫本サイズのその本を鞄に入れて、電車の中で読み始めた。
英語が少しでいいから話せるようになりたいと思っているのだが、なかなか上手くならない。最初の物語は有名なシンデレラ 。実はシンデレラ の物語をまともに知らない。きっと中学生の教科書レベルのその本の段落を行ったり来たりしながら、亀のような遅さで読み進めていく。
シンデレラという言葉 は日本ではすごくいいイメージで使われることが多い。しかし、初めて知ったのだが、シンデレラ という名前は非常に軽蔑された名前だということ。そして、さらに言うのなら、シンデレラ のお父さんがだらしない。お父さんがビシッとしていれば、あんな不遇なことにはならなかったのに・・・この歳になって読むシンデレラはメルヘンにはならない・・・・