千葉県 木更津市
この季節になると、近所の湖の周遊路にカメラマンが数人集まってくる。
湖越しの富士山の写真を狙っているようだ。
その周遊路は湖との間に林があって、道から湖を見ることができるのはほんのわずかしか無い。
その場所はそのほんのわずかのうちの一つで、しかも富士山がその向こうに見える。
柵が高いので、長めの三脚を担いで何人かがナイスショットを狙っているのだ。
事務所に車で行かなければならない日だったのだが、その場所を車で通り過ぎたとき、大判カメラを担いだ方が三脚を立てていた。
今はデジカメの時代だが、本当にカメラが好きな方なのだろう。
フィルムのカメラはフィルム代や現像代が高いので、何枚も何枚もシャッターを切れない。
まだ、大判カメラを持ち歩く人がいるんだなあと懐かしくなった。
あの日の富士山は最高の容姿を見せたのだろうか。