スタバ
北海道 小樽
唐突だが・・・実はスターバックスのフラペチーノが好きだ。特に季節ごとに販売されるフラペチーノは楽しみになっている。コーヒーが好きで、甘いものをそんなに好まないのだが、スタバでは逆になってしまう。
最近気付いたのだが、スタバで注文をする時に、店員が気さくに話しかけてくる。きっと、そういう社員教育をされているのか、マニュアル化されているのか・・・ほぼ100%で話しかけてくる。その相手をするのは妻の役目で、隣で私はニヤニヤしている。妻は、「このサービスいらないと思うんだけど・・・誰も喜んでいないよね・・・」と普段はおしゃべりなのだが、スタバの店員に話しかけられるのは苦手らしい。
昨日、スタバの列に並んだ。ストロベリーフラペチーノが販売されている。これ、大好きなやつだ。そこは、ショッピングモールの中のスタバ。並んでいると、妻があの店を見てくると言い残し、近くのお店に向かって行って私一人で列に並んでいた。私の番になって、「ストロベリーフラペチーノ」とい言うのがなんとなく恥ずかしく、ストロベリーフラペチーノが写っている画面を指差し、「あのイチゴのを二つ」と注文した。おそらく二十代なのだろうか、女性の店員がニコニコしながら、「ストロベリーフラペチーノ、お好きなんですか?」と訊いてきた。しまった・・・このサービスを忘れていた。あれだけ、妻の横でニヤニヤしながら観察していたのに意表を突かれた。どう答えていいかわからない、焦ってしまって、「ええ、大好きなんです。」と答えてしまった。せっかく、素人感を演出して、画面を指差して注文した意味がない。あのおっさん、あの顔でストロベリーーフラペチーノ大好きなんだって・・・なんと画にならない光景が頭に浮かぶ。店員はニコニコしながら、「私もストロベリーフラペチーノ大好きなんです。」と答えてくれた。いや、早くお釣りをくれーと心の中で叫びながら挙動不審になりながらその場を去った。確かにこのサービスはいらない。日本特有の寡黙の中で相手を察する文化が必要だ・・・・とどうにもならない恥ずかしさに理屈を加えている。商品を待つ間に、なんとなくそのレジの会話を観察しているが、まず、おっさんは誰一人並んでいない。若い人たちは会話が弾んでいる様にさえ見える。そして、おっさんの店員もいない。
おっさんはつらい・・・