Old Folks

社会保険労務士法人 礎

  社会保険労務士法人礎のブログ

Feel Like Makin' Love

山梨県 山中湖

先日、人間ドッグをはじめて体験した。
定期健診も5年に1回くらいしか受けていなかったが、歳をとると避けられないと覚悟を決めた。
胃カメラもデビューしたが、これはキツかった。
自分の胃の中をテレビで見ながら苦しい数分間を過ごしたが、終わるとどっと疲労感に襲われる。
人間ドッグは、体力がいるのだなあと感じてしまった。
エコーの検査だったのだが、何度も何度も同じ箇所をグリグリとされる。
パソコンをカシャカシャと動かしながら、「息を吸ってください」、「止めてください」を繰り返す。
そこ、さっきから何度も見ている・・・・と感じながら徐々に移動していくが、また、そこに戻る。
何か見えてるのか・・・・見えてるんだきっと・・・・。
若い女性の技師だったが、「少しお待ちくださいね。」と言って出て行ってしまった。
すぐにもう一人ベテラン風の女性を引き連れて戻ってきて、ベテランさんが、再度、最初からやり始めた。
これは、絶対何か写っちゃってるんだ・・・・
ベテランさんは力が強く、グイグイとお腹をグリグリしてくる。
何度も息を吸ったり止めたりしていると、貧血気味になってくる。
「はい、お疲れさまでした。」
ええ?それだけなの?
なんか見えたんじゃないの?
きっと、ここでは言わずに、あとで言うつもりなのだろう・・・。
胸のレントゲンを撮るのに待たされていると、先ほどのエコー検査のベテランさんが来て、「この後、エコーになりますから、あちらでお待ちください。」と言われた。
ついに来た・・・・さっき、エコーを長時間かけて、さらに二人掛かりでグリグリしたはずなのに・・・・やっぱり、怪しい影が見えたからもう一回診るということか。
それとも、ここで言うつもりなのか・・・・・
緊張しながら待っていると、名前が呼ばれて中に入ると、今度は首の周りをやるという。
結局、私の取り越し苦労だったようで、そのままエコーは終了した。
問診で待っていると、先ほどのエコーのベテランさんに「俺、何か異常あった?何か見えたの?」と聞いてるおじさんがいた。
「いえいえ、何も異常はありませんでしたよ、安心してください。」ベテランさんは慣れた様子で受け流していた。
きっと、この質問は多いのだろう。
おじさんの気持ち、よく分かる・・・・・