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社会保険労務士法人 礎

  社会保険労務士法人礎のブログ

Left Alone

京都 仁和寺

今朝、駅に行くと物々しい雰囲気。
普段は閑散としている駅前には、警備員が大勢いるし、学生のアルバイトらしき集団もいる。
そうか、今日はEXILEのライブか・・・・。
ホームに行くと、若いファンらしき人々がお揃いのトレーナーを着たり、バスタオルを肩にかけている。
こんな早くから行くのか・・・・。
学校をサボって行くのかな?
そうそう、今日は埼玉県民の日だ。
きっと、学校も休みなのだろう。
しかし、早すぎないだろうか・・・・何時に開演するのか知らないが、こんなに早く行って何するのだろう?
帰りの電車に乗ると、既にライブが始まっている様子だ。
盛り上がっている雰囲気が外に漏れ伝わってくる。
そういえば、高校生のとき、Queenのチケットを取るために学校をサボったっけ。
そうそう、Rainbowの日本武道館のチケットも学校をサボってプライガイドに並んだものだ。
今はいい思い出だが・・・・サボっても良かったと思うほどの興奮のライブだった。
学生服でライブ会場に向かうとき、少し大人になった気分だった。
今でも覚えているのは、かつてAurex Jazz Festivalというジャズフェスがあった。
丁度ジャズを聴きだした頃だったのだが、高校の同級生達3人が行くというので、当日券で入ろうと思い、一緒についていった。
当日券の列に並んでいると、「お兄さん、定価でいいよ」とおじさんの声。
「ええ?定価なの?」ダフ屋のおじさんに聞くと、「いい席だよ。前から4列目!」
「えええええ?前から4列目が定価!」
私は、憧れのジャズドラマー、アート・ブレーキーを前から4列目の中央で観た。
高校生の分際で、これはいいのだろうか・・・・と思いつつ、アート・ブレーキーの鼓動を感じる距離にいた。
勿論、3人の友人は「お前!それはズルいぞ!」と帰りの電車で言われ続けた。
アルバイトして貯めたお金は、そのほとんどが音楽に消えていったように思う。
今となっては、それで良かったと思う・・・・。