ワールドカップで日本中が盛り上がっているが、私が初めてワールドカップを知ったのが78年のアルゼンチン大会だった。
確か中学1年生だったと思う。
日本では、まだまだこんなに騒がれていない頃だったが、同じクラスにいたサッカー好き(なぜか彼は野球部だったが・・・)と優勝国予測をし合ったのを覚えてる。
私は、西ドイツが好きだった。
前回西ドイツ大会で、皇帝と言われたベッケンバウワーが西ドイツを優勝に導いたのだが、その伝説だけを知っていたからかもしれない。
優勝国はアルゼンチン、マリオ・ケンペスというスターが大活躍した大会だった。
あの頃は、長髪の選手が多かったように思う。
ケンペスも長髪で、スピードあるドリブルで中央突破する姿は、中学生だった私の心に焼き付いたものだ。
まるで、ロックミュージシャンのような髪型に、カッコイイ!と思ったものだ。
Jリーグで活躍したジーコも、この大会が世界デビューだったように記憶している。
「白いペレ」と賞賛されてセンセーショナルに登場したのが、あのジーコだった。
今では考えられないのだが、グランドが紙吹雪で一杯になっていて、紙吹雪の舞うグラウンドでスター選手たちが駆け巡る一つ一つのシーンが憧れだった。
日本は、自力で予選リーグ突破がなくなったということだが、あのピッチに立てるだけで羨ましい。
是非、頑張っていただきたい。