アメリカ サンタモニカ
正月の２日、３日は旧友と鎌倉へ行ってきた。
毎年恒例の行事となっているのだが、ここ２年は中断していた。
江ノ電の七里が浜駅から海沿いを歩きながら、稲村ヶ崎駅から極楽寺に向かった。
何度か通ったことのあるルートだったのだが、なんだかいつもと雰囲気が違う。
どうも、迷ったようだ。
家の前で車で出かけようとしていた家族のご主人に聞くと、親切に教えてくれた。
地元の人しか知らないような山道を抜けて、無事に極楽寺に着いた。
極楽寺駅は「海街ダイアリー」の舞台となった駅。
そこは、撮影スポットとなっていた。
その後、長谷寺まで歩くことに・・・・。
長谷寺に着くと、「甘酒」の看板が目にはいった。
列に並んで、甘酒と団子を買って、小休止をとることにした。
私の番になると、甘酒のおばちゃんが、「１００００円札はダメですよ！」と私の後ろの人に言いいだした。
後ろの人は、アジア系の外国人の方のようで、意味がわからないようだったが、甘酒のおばちゃんはたたみかけるように、「No Change! No Change!」と英語で叫ぶ。
やっと、後ろの方はわかったようだったが、見ると小さな子供が二人食べたそうにしている。
客が途切れたところで、もう一度頼もうかと思っているのか、店の前に佇んでいる・・・・。
友人に１００００円両替できるか聞くと、９０００円はあるという。
私の財布には１０００円札は２枚入っている。
二人で１００００円分の両替を作って、その外国人のところに行って、「Exchange？」というと、「アリガト」と笑顔で応えてくれた。
その家族は無事に肉まんを買って、我々の隣に座って、再び、「ドウモ、アリガット」と言ってくれた。
英語でどこから来たのか聞くと、中国の方だった。
礼儀正しい両親と、かわいい子供二人の笑顔に出会えて、勇気をもって両替を申し出た甲斐があったと実感した。
