事務所の近くにCamperという靴のブランドのお店がある。
いつもショウウィンドウの外側から眺めているのだが、色使いが特徴的で遠くからでも目を引く。
先日、靴を買おうといろいろと見て回るのだが、いつも眺めていたあのCamperの靴が気になってくる。
ネットで調べて、テナントが入っている百貨店に行った。
いろいろと回ってみたが、お目当のCamperが見つからない。
柱に掲示してあるショップリストを凝視しながら探すのだが・・・・無い。
すると、男性の案内係りの方が寄ってきて、「何かお探しですか？」と訊いてくれた。
「”キャンパー”という 靴のお店が入っているようなんですが・・・・」
案内係りの男性は、「少しお待ち下さい。」と言って、手帳サイズのショップリストのようなもので一所懸命調べてくれた。
その調査が難航しているらしく、そのショップリストを見ながら、小さなマイクでどこかと通信している様子。
なんだか、大事になっちゃったなあ・・・・ただ、見るだけなんだけど・・・・
案内係りの男性がやってきて、「もう少しお待ち下さい。」と言って、その場を小走りで離れた。
こんなに、必死に探してくれる姿を見ると、申し訳なくなってくる。
案内係りの男性は、やっぱり小走りですぐに戻ってきた。
「お客様、”キャンパー”じゃなくて、”カンペール”ではないですか？
それでしたら、地下の１階にございます。」と満面の笑顔で応えてくれた。
”カンペール”と読むのか・・・・恥かしい・・・・
地下１階のカンペールの前で、ロゴを見るが・・・・みんなキャンパーって呼んでるよな・・・・と恥かしさが消え無いまま、値札を見ると、高い！
完全に予算オーバーだ。
でも、さっきの案内係りの男性の仕事っぷりと、恥かしさで動揺しているのも手伝って買ってしまった。
ネットで調べると、スペインのブランドらしい。
大学の時にスペイン語は履修していたが、確かカタカナ読みをすると発音が近いというのを思い出した。
カンペール・・・・か。
