東京都 奥多摩
ギタリストの田中義人さんのCDに子供がサインをもらった。
名前を書いていただき、「ギターガンバレ」のコメント付きだ。
田中義人さんをリスペクトしている子供は、テンション上がりまくりだった。
もう一枚CDを買って、サインしてもらった方を額に入れようということで、画材屋さんに持って行った。
そこはセンスがいいと我が家では評判の画材屋さんで、たまに利用するのだが、丁寧に「こんな感じで・・・」とか「こんな風に・・・」などとこちらの想像をはるかに超えた提案をしてくれるのだ。
今回も配置や下地になる色など、相談に乗ってくれた。
オーダーした後も、別の額などを買うので店内にいると、その担当者は我が家のお願いしたCDのレイアウトを、実際に配置しながらあれこれと考えている。
数日後、その画材屋さんから電話があった。
「小町様、フレームが出来ましたので取りに来て下さい。」とのこと。
「少し、頑張ってみました！」とやや自慢げなコメント付きだ。
数日後に、取りに行くと、その担当者が子供がクリスマスプレゼントを開けるように箱を開ける。
箱の中を見ると・・・・すごくシックにキマっている。
高級感溢れる出来栄えに、少し感動を覚えた。
担当者の方は自慢げに説明をしてくれた。
CDの模様に合わせて枠に細工を入れてくている。
「作業代は、◯◯円だけでいいですよ。本当はもう少しいただくんですが、私の趣味が入ってますので大丈夫です！」と言ってくれた。
そして、胸には「店長△△△△」と名札がついていた。
この人、店長だったのか・・・・これは恐縮です！といった感じだ。
プロの技だな・・・・お金じゃなくて、自分が納得したいってところかもしれない。
帰って、子供に額を見せると、やはり興奮気味に「スッゲー」と眺めていた。
問題は、子供の散らかった部屋だ。
今は試験前だが、試験が終わったら店長の作ってくれた田中義人さんのサイン入りCDの額を飾るに相応しい部屋へと掃除をしなければならないだろう・・・。
