Old Folks

社会保険労務士法人 礎

  社会保険労務士法人礎のブログ

Smoke Rings

アメリカ サンタモニカ

先日、高校時代にジャズを教えてもらった旧友と一緒に飲んだ。
おそらく、前回会った時は5〜6年前だったかな。

やっぱり、音楽の話になった。
マイルスやビル・エバンス、モンクにコルトレーン・・・・夢中になって話をした。

高校時代、「ジャズドラムの凄いやつを聴かせて!」という私のリクエストに、翌日、1本のカセットテープに纏めて持ってきてくれた。
それがきっかけで、学校の帰りに彼の家に寄っては、いろんなレコードを聴かせてもらった。
そこから、ジャズにのめり込んでいった。

今でも彼は、CDを毎月2〜3枚くらい買っては、酒を飲みながら聴いているという。
部屋がCDだらけで、家族からは不評らしい。

次の日仕事だというのに、夢中になって話をした。
昔と違うところは、ジャズ以外の音楽も許容できるようになったということ。
高校時代は、ジャズ以外は全否定だった彼も、ロックやクラシックも聴いている。
音楽話を高校時代のトーンで盛り上がれるなんて、どんなに贅沢な話だろうと思う。
飲みながら、彼の灰皿が煙草で溢れているのを見て、昔の彼の部屋を思い出した。
壁にはチャーリーパーカーやコルトレーンの白黒のポスター、ステレオの前にはテナーサックスが置いてあって、大きなスピーカーの裏には一升瓶が隠してあって、灰皿はいつも煙草で一杯だった。
また、あの部屋で飲みたいな・・・・そんなことを思いながら別れてきた。
「それじゃあ」という片手にはCDの袋が・・・・今日もジャズを買ったらしい。