埼玉県 所沢市
ボランティアで、雑草とりのお手伝いに参加させていただいた。
ボランティアというと聞こえがいいが、私が所属している団体の行事に参加しただけなのだが・・・・。
普段は全く縁がない雑草とり・・・・全く役に立っていない。
周りの皆さんは、楽しそうに話をしながら袋をいっぱいにしていくが、私は無言で地面とにらめっこしながら、ちまちまとフォークのような道具を突き刺していくが、うまくとれない。
そのうち、腰が痛くなってくるは、膝は痛くなってくるはと・・・・逆に迷惑をかけているのではないかと思うくらいだ。
熟練と思われるおじいさんが隣にやってきて、「雑草といえども、名の無い草は一つもないんだよ。」と話しかけてきた。「これは、○○○・・・・、これは、×××・・・・、これは△△△・・・・」と独り言のように草の名前を唱えていた。
なんだか、ほっとする話だなあと思った。
名前があるとは、素敵なことだ・・・・少なくとも、誰かがこの草に注目をしていたということだ。
そして、観察をしながらその草の形や特徴を捉えてネーミングを考えたのだろう。
普段は注目もしない雑草から、そんないい話を教えてもらった。
